5th SINGLE「バタフライ・エフェクト」ライナーノーツ
息吹

毎日を必死に生きていると、果たしていま自分がやっていることは正しいのか、目指す場所に辿りつくことは出来るのだろうかと不安に苛まれることがある。その不安はあなたが生きているその毎日に対して、必死で、本気であればあるほど大きくなる。それは毎日と向き合っている証拠だ。

今はまだ芽が出なくて、もがき苦しんで葛藤する日々でも、いつかその一日一日が報われるような、あなたにしか咲かせることの出来ないきれいな花を咲かせる日が来るから地道に生きていこう、「息吹」にはそんなメッセージが込められている。

こうやって聴くとこの曲は「バタフライ・エフェクト」や「NEVER ENDING STORY」より少しあとの時系列にある曲なのかもしれない。過去の自分に決別するような上記2曲と、決別したあとの現在を必死に生きている最中に突然襲う不安を歌う「息吹」、同じ苦悩や葛藤でも意識は過去ではなく現在であり未来を向いている。そんな悩めるあなたにCLØWDは「がむしゃらでいいさ 力強く空を見上げ 僕らは生きような」と投げかける。この歌詞はまだ発展途上の彼らだからこそ言える言葉であり、あなたと同じようにまだ夢の途中にいるからこそ同じ目線で「僕らは生きような」と言えるのだと思う。ひとりだと不安に押し潰されそうになって投げ出してしまいたくなることもあるだろう、けれど同じとき同じようにCLØWDも不安や葛藤に負けそうになりながら必死に生きていることを思い出してほしい。あなたとCLØWDは同志なのだ。

息吹には呼吸のほかに活動の気配や兆しという意味があり、春の息吹なんて言葉を聞いたこともあるだろう。その種はやがて小さなつぼみをつけ、やがて花を咲かせる。春もうすぐそこまできている。


文・小崎恒平


2017/4/12(水)発売
5th SINGLE「バタフライ・エフェクト」【初回生産限定盤B】収録
「息吹」

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